小さな幸せ・豊かな暮らし         ~Frühstück 朝ごはん~

私に日々の日常のなかの「余裕」や「豊かな心をはぐくむ暮らし」を教えてくれたのは、ドイツ。幸せって、いろいろな形や方法や種類があると思うけれど、何気ない小さな幸せ(心が豊かになれる時間)の積み重ねなんじゃないか、とも思う。今回は、その一つを紹介。

朝起きて、何が楽しみかっていうと、朝ごはんを食べること!朝ごはん、昼ご飯、夕ご飯の中で朝ごはんが一番好き。私にとって、朝ごはんはなくてはならない大切な時間になっている

昔からそうだったわけではなくて、ドイツの朝ごはんを知る前までは、朝ごはんを食べることがむしろ面倒だったり、仕方なく食べていた頃もある。朝から食欲なんてなかった時もあったり。子どもの頃から20代前半ごろまでは、朝ごはんは時間に追われながら、慌ただしく食べるものであった。

ドイツの暮らしは、そんな私を朝ごはん好きにさせた。ドイツにホームステイをしていた時は、毎朝、食卓には数種類のパン、ハム、チーズ、ジャム、ヌテラ(チョコペーストみたいなの)、ゆで卵、トマトが並べられた。フレッシュジュースは、紙パックのままテーブルへ置かれるのではなく、ピッチャーに移し替えられてあった。コーヒーはポットに入れられ、ティーウォーマーで温められて置かれてあった。その日の気分によって、ハムだったり、ジャムだったり、ヌテラだったりをパンへ載せて(ぬって)食べ、ジュースやコーヒーをゆったりと飲んだ。しっかり朝ごはんの時間をとっていた。

ドイツへ旅行し、Gasthofのような小さなホテルに宿泊した際、朝ごはんでコーヒーやティをポットでサーブしてくれることがある。それだけで、なんとなく優雅な気分になり、朝にゆっくりと朝ごはんを満喫できるような暮らしがしたいなぁとよく思ったものだった。

日本で生活リズムやパターンを変えていくのに、多少の時間がかかったものの、今では、ゆったりと朝ごはんをいただくことが朝の日課になっている。早朝の出勤の日でさえ、朝ごはんの時間を確保して逆算して起きるようにしている。

だるいと感じる朝も、朝ごはんを食べているうちに、身体にスイッチが入り、1日の活力が沸いてくるから不思議である。

ちなみにドイツがきっかけで朝ごはんを食べるようになった日本人は、私だけではない。そのような日本人に何人も会ってきた。「ドイツの朝ごはんは美味しい!」という会話も、よく交わしてきた。

我が家の朝ごはんは、決して豪華とか手が込んでいるわけではなく、いわゆる普通の朝ごはんだと思う(むしろ質素?適当?)。ドイツのように色とりどりのハムやジャムが並ぶわけでもない。ご飯とお味噌汁に焼き魚…というわけでもない。朝ごはんという時間を過ごす意識が「食べなくちゃいけない」というようなものから「心地いい、ゆったりとした」ものへ変わっただけ。

実際、朝にどれだけゆとりを持てるかが、1日の在り方を左右するのではないかな。ほんの些細なことだけど、でもその積み重ねが人生の豊かさを作っていくのでは?なんて思っているのでした!

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デュッセルドルフのコンディトライでの朝ごはん。

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