Kleingarten          ~クラインガルテン 小さな庭~

昔(もうすでに20年も前…OMG!)ドイツで鉄道に乗っていると、車窓からみえる不思議な風景があった。
小さな小屋と庭のある敷地がいくつも並んでいる風景である。
人が生活するには小さい小屋で、小人が住んでいるのかなと小人の家族を想像しながら、これは一体何なんだろう??と思っていたものだった。

これが、Kleingartenクラインガルテンといって、都会に住む人たちが郊外の農地を借りて、花を植えたり、野菜や果物を育てたりするシステムがドイツにはあることを知ったのは、何年か経ってからだった。
例えば、都会でアパートに住んでいる人たちが、週末に郊外のKleingarten へ行き、そこで時間を過ごしたりするのだそう。

誰もが自然にふれあい、作物や花を育てるシステムがあるなんて、なんて素敵なんだろう!と、憧れていた。

週に2回程、大学でのドイツ語のクラスを持たせていただいている。そこでは学生に毎学期、学生が興味のあるドイツの何かについて調べて発表する機会を設けている。
数年前に学生が、クラインガルテンについて発表し、日本でもそのようなシステムが普及していることを知った。

これまでも、食べるものにはそれなりに気をつけていたのだけれど、最近はますます、より自然なものを口にしたい、より環境に優しい生活をしていきたいと思うようになった。
そう思うようになったところで、有機農法と自然農法の違いを知った。
そして、我が家の小さな庭でも、少し農作物を育ててはいるけれど、もう少し幅を広げたいなぁと思ったところへ、畑を貸してくれる、というお話が舞い込んできた。

けれども、私が仕事をしながら片手間でできることではないことは重々承知しているので、夫に、畑をやってみない?とダメ元で聞いたところ、畑は奥が深くて面白そうだと思い始めていたところだったらしく、いいよ!とのこと!!

そこからとんとんと話が進んで、我が家もKleingartenを持つことになった!!
やったー!!

ドイツのような小さな小屋(die Laubeとドイツ語で言うのだそう)もないし、まずは土作りから始めるので、何かを植える段階になるまではちょっと先。
だけれど、土を触る機会ができたこと、週末に子ども達と畑で過ごせることが、とても嬉しい!

目指すは自然農法!
周りからは、そう甘くない、すんごく大変!だと。
農業ど素人なので、厳しい現実にギブアップするかもしれないけれど、とりあえずやってみよう、楽しめる範囲でやってみようという感じである。

今の季節は気持ちいいけど、問題は夏ね!
一瞬にして倒れそうになるほどの暑さと、虫…。
どうなることやら♪

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